真蛸 ( まだこ ) (夏期)・ 真章魚 ( まだこ )

時候 仲夏(6月)~初秋(8月)

マダコ科に属する海産軟体動物。播州明石が有名。真蛸には2種類あり、千葉県以南の夏ダコと千葉県以北の冬ダコがある。

(夏真ダコ)

分布 本邦では千葉県以南より九州に生息、暖かい海域を好むタコ。

特徴 タコは3つの部位からなり、頭部に見える丸くて大きな部位は胴部で、目の部位は頭部で、足は ( うで ) である。腕は8本で雄はその中の1本が交接器で、交接器は他の腕より短く吸盤も少ない。タコにはイカ同様に墨汁嚢を持ち、敵から墨を噴いて逃げる。

体色は海中のでは灰褐色・赤褐色などしているが環境により変る保護色で擬態もする。

昼間は沿岸の岩礁の洞穴に棲み、夜行性のため夜間に活動、好物のエビ・カニ・貝類を食する。最大体長60㎝に達し、体重5㎏位になる。美味は40㎝位のめまわり2㎏のものが最上で、瀬戸内海の播州明石産は香り・味ともに優れている。

蛸には天敵に腕を食われても触腕を逃げる。食いちぎられた腕から再生、2本に分かれて生えることもある。

産卵期は6月から9月に行われる。

『日本山海名産名物図会』宝暦13年(1764年刊)には「蛸の子岩に 産附 ( うみつけ ) るをへり子といいて、糸すじの如き物に千萬の数を 連綿 ( れんめん ) す。是を塩辛として 海藤花 ( かいとうか ) と云。」とある。

雌は産卵後、孵化までその場にとどまり、孵化後に寿命終える。寿命1~2年。旬は6月より8月。

漁法 習性生かした漁法はタコツボ漁、籠漁、ヤスで刺すなどである。瀬戸内海の主はタコツボ漁で漁獲される

料理 洗い〈文銭蛸〉 塩茹でてブツ 酢の物 タコの天婦羅 シャブシャブ 煮物(桜煮) 焼だこ タコめし 干だこ(加工品) おでん タコ焼など

※冬だこについては詳しくは冬真だこの頁参照。

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。