帆立貝 ( ほたてがい )   海扇 ( うみおうぎ )

時候 晩秋(10月)~初夏(5月)

イタヤガイ科に属する二枚貝で、寒帯を好む、美味な貝。

分布 東北地方以北よりオホーツク海に至る。日本海側では能登半島。太平洋側では東京湾。水深10から30m以浅の 砂礫 ( されき ) 底に棲む。主場は北海道、青森、岩手、宮城。

特徴 円盤状をし、左殻はふくらみが弱く紫褐色をし、右殻は白くふくらみがある。右殻を下に左殻を上に海底に横たわる。ホタテ貝の目(光を感じる)はヒモ( 外套膜 ( がいとうまく ) )に小さな斑紋(黒点)が無数にありそれで感じ、天敵はヒトデ、貝を開閉して泳いで逃げる。

殻長は20㎝に達するが年月は9~10年。1年目で4~5㎝、2年目7.5㎝、3年目9㎝、4年目12㎝、5年目で15㎝になり出荷する。雌雄異体でメスの生殖腺は橙色、オスは白色。産卵期は3月から6月。旬は10月より5月。最も貝柱が太るのは4月から5月で味も最上。

味、貝柱は高蛋白質、グルタミン酸、イノシン酸、アミノ酸、コハク酸、タウリンが豊富で甘みが強く、柔らかでお造り、焼く、煮るに適す。可食部分は貝柱とヒモ。中腸線・肝臓部分は重金属カドミウムが含み食べない。

養殖は3つの方法。

採苗は5~6月頃に行う以前は杉の葉を沈めて行ったが、1960年頃に玉葱のネットを海に吊して稚貝を付着させ稚貝を集め、パールネットのカゴに移し4~5㎝まで育てたものを地撒きし、放流後3~4年で天然帆立として漁獲する。

カゴネットを使う方法はカゴに数枚入れて、海に吊るし3~4年後に漁獲する。

垂下方式といって貝殻の一部に穴をあけ、ロープに吊るす方法で3~4年漁獲する。

採苗から出荷まで4年から5年の年月。

主な養殖地は北海道、青森、岩手、宮城。

漁法 天然物は ( けた ) 曳き漁(底曳き網)で漁獲される

料理 お造り 殻焼き 煮る 酒むし ワインむし 酢の物に活用 稚貝は味噌汁 すまし汁

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