車蝦 ( くるまえび )

大きさにより旬が異なる

時候 晩春(4月)~初冬(11月)

 鞘巻  15g以下  2~3月

 巻蝦  25g前後  4~6月

 中巻  35~45g前後 6~8月

 車蝦  50g以上  8~11月

 大車蝦 100g   稀に10月以降

クルマエビ科に属するエビの一種、高級食材。慶事には鯛と共に名を連ねる。

分布 太平洋側では北海道南部から本州、四国、九州の内湾。日本海側では沿岸の水深10から25mの砂底に棲む。東北以北に少なく南日本に多い。国外では東南アジア、インド洋沿岸と広く生息する。

1965年以前は天然物が多かったが、65年以後は養殖が主で、今日では天然物は稀である。

特徴 体を曲げると 斑紋 ( はんもん ) が放射状(車)になり「クルマエビ」の名称となる。

体色は場所により多少異なるが淡褐色に茶褐色又は栗色の横縞がある。養殖は淡褐色に黒褐色の縞模様。最大体長稀に30㎝に達し、体重100gの超大型。

産卵期は6月から9月に行われ、雌は交尾後に受精卵を海中に放出する。牡丹海老のように腹肢に抱えて保護はしない。体長20㎝で産卵数40から130万粒と多い。

半日で孵化し、2ヶ月後の秋には稚エビ(6~7㎝)となり冬は冬眠する。

成長は早く1年で成熟する。車エビの交尾は1回限りで産卵も1回。寿命は1年半から2年である。

※車蝦の名称 旬 使用目的

鞘巻 ( さいまき ) (細巻)2~3月 15g以下 かき揚げなど

 ※鞘巻とは模様が刀の鞘を紐で巻いたように見えるところから呼ばれる。

巻蝦 ( まきえび )  4~6月 25g前後 天婦羅 前菜

中巻蝦 ( ちゅうまきえび )  6~8月 35~45g お造り 洗い

車蝦 ( くるまえび )  8~11月 50g以上 焼物 フライ

◎大車蝦(稀)晩秋以降 100g以上

養殖では巻蝦と中巻が主流。

漁法 底曳網 刺網 定置網で漁獲される

料理 大きさによって料理が異なる

◎鞘巻(15g以下)前菜用(艶煮・焼物)に用いる

◎巻蝦(25g前後) 天婦羅が主。煮物 椀種など

◎中巻蝦(35~45g) 洗いが主で身の固さ、エビの風合いを楽しむことが出来る。酢の物

◎車蝦(50g以上) 焼物用として最適。

塩焼き 鬼殻焼 山椒焼き 殻の炙った香が楽しめる フライなど

※養殖について

1900年代より始まる。1905年(明治38年)熊本県天草諸島では海水池を利用。

1960年(昭和35年)完全養殖に成功する。今日の主産地沖縄・鹿児島・熊本・大分・愛媛・福岡・愛知県が多い。

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