時候 晩夏(7月)~晩秋(10月)
地方名称 鶴岡 ズガニ
長崎 ツガニ
広島 ケガニ
徳島 カワガニ
イワガニ科に属するカニの一種で綺麗な川に棲み、味はすこぶるよく珍品。上海ガニとは別種。
分布 亜寒帯から亜熱帯と広範囲で、小笠原を除く日本全国。北は樺太・ロシア・朝鮮半島・台湾・香港に生息。海で産卵し、稚ガニの内は海の砂泥で育ち、川を遡上し、清流の川で育つ。
特徴 甲の 輪郭 は丸みのある四角形で甲羅は無毛で滑らか、鋏は濃い毛が生えており、稚ガニの方が多毛。脱皮直後は白色で後に黒褐色となる。
体色は全身が灰褐色で加熱により鮮やかな赤褐色に変る。食性はカワニナ、ミミズ、小魚、水虫昆虫など捕食する。
最大甲幅は8㎝で体重200g弱。夜行性で昼間は水中の石蔭や石垣に隠れている。2年から3年で生殖活動に移るため7月から8月に川を下る。9月から10月には河口域に移動し、暫らく留まり海に入り交尾→産卵(大型で一番目の産卵数100万粒)→抱卵→孵化放出→幼生期(ゾエアからメガロパ)を経て稚ガニに変態し砂泥底に潜り生活、初夏に 遡上 する。
雌ガニは再び2番目の交尾→産卵(第1回目の半分の産卵数)を行ない、寿命を終える。稀に川に戻るものもいる。海産物の毛ガニ・ズワイなどは脱皮直後に交尾するが、モズクガニは脱皮なしで交尾が行なわれる。
食味に於いては茹でガニとなし雌の内子(卵巣)を味わう。雌のカニ味噌(肝膵臓)を味わうが一般的には臼で叩き潰し味噌汁に仕立てる。
旬は7月から10月である。
※特に注意することは肺吸虫の中間宿主で、臼で叩き潰す工程で飛び散った吸虫が他の食品と共に摂取する危険性である。
漁法 籠罠(もぐり)→通り道に籠を仕掛ける 梁を作って漁獲される
※稚ガニの放流事業も盛ん。
料理 茹でガニ かに汁(味噌仕立)
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