一六島海苔 ( うっぷるいのり ) 岩海苔 ( いわのり )

時候 採取 仲冬(12月)~初春(2月)

ウシケノリ科アマノリ属の紅藻類に属する海藻の一種で出雲名産特有の香りの海藻。出雲風土記(733年)にも記述。奈良・平安時代の貢納品。和名の由来は島根県出雲市一六島地区で産したのでこの名がある。

日本海沿岸・北海道西岸から南岸、東北太平洋沿岸に分布。波の荒い外洋で潮間帯(干潮の時は陸に)の上層に自生し、岩海苔ともいう。形状 体色は濃紅色で長さ8~25㎝、幅2~8㎝。笹葉形又は卵形、雌雄異体で冬から早春にかけて成長する。

地元の女性はスパイク付の地下タビをはいて指先で巻き付けるように採る。採取は12月より2月で特有の香りがある。希少品。

製品には板海苔、バラ海苔、佃煮。

料理 お雑煮に利用。地元では海苔筆といい筆を持ち上げると海苔が筆の先のようになるのでこの名がある。

※岩のりとは自然に岩に自生するのりのことでアマノリ属の仲間ではウップルイノリの他にクロノリ、アルバアマノリ、チシマクロノリ、フィリタサの種類がある。養殖のりとの対応語として生れたと思われる。

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