時候 初春(2月)~晩春(4月)
シラウオ科に属する硬骨魚。白魚とは死ぬと白くなり、名はそれに由来する。
分布 本邦では北海道から九州まで生息するが北に少なく南に多い。
特徴 全身銀白透明で目だけ黒い。頭は小さく体が縦扁し、雌には鱗がなく、雄のみに若干ある。体が非常にぜい弱の為にあがり(死に)やすい。最大体長(日本沿岸)12㎝に達し、通常の漁獲で8から9㎝のものが多い。北海道・東北では成長遅く、本州中部以南、特に九州地方のものは成長が早く大きい。産卵は3月から4月桜の咲く頃、河口を多少遡って水草に産卵、粘着し洪水があっても流されることはない。4月から5月頃孵化し、仔魚の折は淡水で生活、秋口に海に入り、冬期は海で生育し、春に河口に遡り産卵後寿命終る。味は淡白で上品な味、高級魚と共に細くて優雅な姿。指のきれいな女性に対して白魚のような指と形容する。白魚の頭部は苦味を帯びており、高級料亭では頭と尾を丁寧に切り落しお造りとしたもの。小さく頭の付いているなら頭部の方に醤油をつけて食すると苦味が気にならない。通人の所作。
昔から白魚の名産地は九州(有明海) 兵庫(西宮)、愛知(豊橋) 島根(松江) 石川(金沢)。徳川家康公がこの魚を好み家臣に命じ伊勢湾より隅田川に移植を試みたとか
又は岡山藩主池田公が移植。地方寛永年間(1624年)尾張大納言家から献上と称し品川沖に移したと伝えられている。隅田川の白魚も有名。頭部に葵の家紋が見えると言われている。旬は2月より4月。
漁法 四手網、シラウオ用刺網で漁獲される
料理 お造り 吸物 かき揚げ 卵とじには切三ツ葉とむし雲丹が合う。酒肴として頭部に細串を刺し炭火焼き、雲丹焼きは左党の喜ぶ肴。
※白魚はシラウオ科。 素魚 はハゼ科であり、白魚の方が大きく美味である。
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