飛魚 ( とびうお ) 類  𩹉 ( とびうお ) ( とびうお )

時候 初夏(5月)~仲秋(9月)

地方名称 九州山陰 アゴ

     関西   アゴ

     三重   ウズ

トビウオ科の海産硬骨魚。季節の回遊魚。

世界には50種類。日本近海には29種類。その中で主な食用は6種類。世界では太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯・温帯域を回遊する。

分布 本邦では主に南日本に産し、北日本には少ない。日本海側では沖縄から北海道南部。太平洋側では南日本から青森まで生息。主産地としては長崎から山陰地方・島根では県の魚に指定。太平洋側では南日本、四国沖、伊豆諸島に多い。

特徴 体型は細長く円状でやや扁平している。大きな胸ビレを広げて滑空、種類によっては腹ビレも広げ四翼型のタイプもある。尾ビレの下葉は上葉より長く飛び出す直前まで水面を叩くことが出来る。

体色は背が藍色で、腹は白色 胸ビレが発達している。体長は種類により異なるが25から35㎝位。餌は動物プランクトンを食す。滑空は水面を高速で泳ぎ、滑空時の速度は時速60㎞と速く、高さは水面より3から5m。滑空距離は100から300m。大型種で500mと長い滑空である。体長も各種異なる。種類別では、飛魚・赤飛魚が35㎝、浜飛魚が50㎝、細飛魚が28㎝、アヤ飛魚が27㎝、ツクシ飛魚が35㎝である。産卵期は主に8月から10月。味は淡白で脂肪が少なく美味。小骨の多い魚。

春とび浜飛魚は2月から3月頃伊豆諸島で。夏とび(赤飛魚、アヤ飛魚、ツクシ飛魚)は初夏⑸産卵するが、主な漁獲期は6月から9月である。

漁獲高では長崎・島根・京都府の順である。味は淡白で脂肪が少なく美味。小骨の多い魚。

旬は5月より9月。

漁法 刺し網・定置網で漁獲される

料理 お造り なめろう 塩焼き フライ

飛び子(飛魚の卵巣の醤油漬け 塩漬け)

加工品はアゴ竹輪(島根・鳥取・兵庫の特産品) 他に加工品としては煮干し 焼干しなどの出汁用に加工する。正月には干しアゴで出汁を取り雑煮を作る。日常の出汁の活用。

※アゴとはアゴナシ魚からアゴと呼んだ。

種類別

飛魚 ( とびうお )  最大体長35㎝ 胸ビレは透明。南日本から台湾沿岸沖合に生息し、海流と共に季節の回遊。春から夏にかけて北上する。山陰地方には初夏、九州・四国沖には夏に、伊豆諸島には初夏に来る。1年で成長、産卵後死、寿命は1年。産卵は8月から9月。

淡白で脂肪は少なく、透き通った身である。

料理 お造り すし種 塩焼き フライなど

加工品 素干し 焼干し 練り製品

◎赤飛魚(夏とび) 最大体長35㎝、体色が赤身を帯びている。胸ビレは半透明で赤っぽい。伊豆諸島近海で夏に多量に漁獲される。大型は惣菜用に使用。小型は塩乾品。

◎細飛魚 水揚げは山陰地方が主である。

最大体長28㎝ 春に北上し、秋に南下する。産卵は初夏、大型は惣菜用に用いる。

幼魚は塩乾品。

◎浜飛魚(春とび)伊豆諸島では2~3月に漁獲する。最大体長50㎝で大型。

日本海側九州、山陰地方で小型は素干し。焼きアゴ 塩乾品に加工。主に太平洋側に多く、秋南下するのを待って、九州南部では晩秋に獲る。

料理 お造り 塩焼き フライ

加工品としてはクサヤ、練り製品に加工する。

◎アヤ飛魚(夏とび) 最大体長27㎝。頭が大きく、体長は太く短い。胸ビレに多数の黒斑がある。よく見られる種類。

◎ツクシ飛魚(夏とび) 最大体長35㎝。関東では夏場に漁獲される。最も多い種類。産卵期は5~8月で、産業上重要。

料理 お造り 塩焼き 唐揚げ 練り製品として重要

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