歳時記 秋 九月

時候

九月 ( くがつ )  仲秋

仲秋、大気が澄み、野には秋草、虫が鳴き、名月が思い浮ぶのが九月である。

葉月 ( はづき )  仲秋

月見月 ( つきみつき )   秋風月 ( あきかぜつき )   萩月 ( はぎつき )   ( たけ ) ( はる )   桂月 ( けいげつ )

陰暦八月の異称。

仲秋 ( ちゅうしゅう )  仲秋

仲秋は三秋の中の月。「仲秋」は秋の中頃の季節。

虫・秋草・月、三つの風情を楽しめる。

八朔 ( はっさく )  仲秋

陰暦八月 朔日 ( ついたち ) (一日)を略して「 八朔 ( はっさく ) 」という。古来農家では恩人に初穂を贈る習慣あり。武家・公家では「たのみの節供」と称し贈答を行った。八月一日は徳川家康の江戸入府の日、江戸時代・城内に於て盛大な祝いごとを行う。

二百十日 ( にしゃくとうか )  仲秋

「台風」という言葉が出てから遠のく。明治のころまで二百十日は「嵐」「暴風雨」が襲来する。十日後、二百二十日同様、農家では 厄日 ( やくび ) としている。立春から数える。

( あき ) ( )  三秋

( あき ) 夜半 ( よわ )   夜半 ( よわ ) ( あき )   ( あき ) ( よい )   ( よい ) ( あき )

秋になると夜が長くなる。九月・十月の宵の詩訓は八時から十時頃、秋の夜の趣が深まる、月が澄み、虫が鳴く。

夜長 ( よなが )  三秋

( なが ) ( よる )

秋になると、めっきり夜が長くなったことを感じる。しみじみと虫の音を肴に酒を楽しむのも又良いもの。

( さわ ) やか 三秋

空は晴れ、空気は澄み、暑くもなく、寒くもない、快適な日。

( ひや ) やか 仲秋

ひゆる  秋冷 ( あきびえ )   朝冷 ( あさびえ )  ひやひや

秋の朝・夕の冷やかさを、肌身に感じるさまをいう。

白露 ( はくろ )  仲秋

陽暦九月八日頃、空気中の水蒸気が冷えて露ができはじめるころ。二十四節気の一つ。

秋分 ( しゅうぶん )  仲秋

「秋の彼岸の中日」を「秋分の日」という。昼・夜の長さが等分。祖先に合掌、花を線香をたむけ、亡き人を偲ぶ。

秋澄 ( あきす ) む 三秋

秋気 ( しゅうき )   秋気澄 ( しゅうきす )

空気が澄んでいるため、物がはっきり見える。

秋麗 ( あきうらら )  三秋

秋うららか

秋澄むと同じで、日の光が加わり、もののきらめきを感じるさま。

秋暁 ( しゅうぎょう )  三秋

秋のあかつき 秋の夜明

春暁ほどでないが、澄んだ空気に光が 暁紅 ( ぎょうこう ) がはっきり、秋の趣き。

天文

台風 ( たいふう )  初秋~

八・九月 殊に二百十日、二百二十日前後に暴風雨襲来することが多い、南洋諸島で発生する低気圧に伴う暴風雨のこと。

野分 ( のわけ )  仲秋

野わけ 野分立つ  野分波 ( のわけなみ )   野分雲 ( のわけくも )   野分晴 ( のわけはれ )   野分跡 ( のわけあと )   台風 ( たいふう )

野分は今日の台風のこと、秋の疾風を昔から野分と称した。野も草も吹き分ける風という意味。野分立つは「台風来る」野分跡は「台風過」である。

( つゆ )  三秋

白露 ( しらつゆ )   朝露 ( あさつゆ )   夕露 ( ゆうつゆ )   夜露 ( よつゆ )   初露 ( はつつゆ )   ( つゆ ) ( たま )   ( つゆ ) ( あき )   露光 ( つゆひか )

「露」は秋季に最も多い。よく晴れて、風のない夜、放射冷却によって地面の草木の葉などに、しめった空気がふれると「露」が出来る。

初月 ( はつづき )  三秋

陰暦八月初の月をいう。

二日月 ( ふつかづき )  仲秋

陰暦八月二日の月をいう。

三日月 ( みかづき )  仲秋

三日 ( みか ) ( つき )   新月 ( しんげつ )   繊月 ( せんげつ )

陰暦八月三日の月、みな「三日月」と呼んでいる。光も淡く、いでてから沈むまでの時間が短い。

夕月夜 ( ゆうづくよ )  三秋

新月から 弦月 ( げんげつ ) 頃までの宵方だけ、月のある夜をいう。夕月夜は薄暗い。「 夕月 ( ゆうづき ) 」。

( つき )  三秋

( あき ) ( つき )   ( つき ) ( あき )   月夜 ( つきよ )   月明 ( つきあかり )   月渡 ( つきわた ) る  ( あけ ) ( つき )   残月 ( ざんげつ )   夕月 ( ゆうづき )   ( よる ) ( つき )   ( あん ) ( つき )   ( やま ) ( つき )   ( みね ) ( つき )   ( いけ ) ( つき )   ( みず ) ( つき )   ( こころ ) ( つき )

月といえば秋をさし、花といえば桜の花春の如し、日本人の好むものは月であり、雪であり、花である。まとめて「雪月花」。

待宵 ( まつよい )  仲秋

小望月 ( こもちづき )   十四夜月 ( じゅうしやづき )

陰暦八月十四日の夜をいう。明日は十五夜の月を待つ月を前夜から楽しむのも趣がある。

名月 ( めいげつ )  仲秋

明月 ( めいげつ )   今日 ( きょう ) ( つき )   月今宵 ( つきこよい )   今宵 ( こよい ) ( つき )   満月 ( まんげつ )   十五夜 ( じゅうごや )   仲秋 ( ちゅうしゅう )  芋名月

陰暦八月十五日の月、縁側の机上には、稲穂に見立てた芒を壺に入れ、三宝に秋の収穫物、里芋・さつま芋、上新粉で作った団子を十五ケ(後の月は十三ケ)供える。

「月月に、月見る月は、多けれど、月見る月は、この月の月」、歌を添えるのも趣がある。秋草、虫の啼き声の中、明年の五穀豊穣を祈る。

無月 ( むげつ )  仲秋

中秋無月 ( ちゅうしゅうむげつ )   雨名月 ( あめめげつ )   ( あめ ) ( つき )   雨月 ( うげつ )  月の雨

陰暦八月十五日の夜、雨などで顔を出さぬ月のこという。

雨月 ( うげつ )  仲秋

雨のため見られぬ月のことをいう。

十六夜 ( いざよい )  仲秋

陰暦八月十六日の夜の月をいう。

立待月 ( たちまちづき )  仲秋

陰暦八月十七日の夜の月をいう。

居待月 ( いまちづき )  仲秋

陰暦八月十八日の夜の月をいう。

臥待月 ( ふしまちづき )  仲秋

陰暦八月十九日の夜の月をいう。

更待 ( ふけまち ) 月 仲秋

陰暦八月二十日の夜の月をいう。

宵闇 ( よいやみ )  三秋

陰暦二十日以降は十時過ぎにならないと月が出ない。それまでの闇を「宵闇」という。

( きり )  三秋

朝霧 ( あさぎり )   夕霧 ( ゆうぎり )   夜霧 ( よぎり )   川霧 ( かわぎり )   野霧 ( のぎり )   ( きり ) ( たに )   霧雨 ( きりさめ )   霧時雨 ( きりしぐれ )   霧深 ( きりふか ) し  霧立 ( きりた ) つ  霧晴 ( きりはれ )

春は「霞」、秋は「霧」という。霧は地面についた雲である。霧と雲とは本質的に同じ。一キロ以上の先がかすんで見えない時を「霧」という。

富士 ( ふじ ) 初雪 ( はつゆき )

はじめて富士山に降る雪。川岸九月二十日間前後である。

鰯雲 ( いわしぐも )  三秋

鱗雲 ( うろこぐも )

秋空に時として見かける。白い雲が鯖の斑紋の如く魚の鱗のように規則正しく並んで見えるところから鯖雲・うろこ雲とも呼ばれる。

この雲が出ると鰯が獲れるところから鰯雲の名がある。

地理

( あき ) ( うみ )  三秋

秋の ( なみ )  秋の浜

夏に比べて淋しい。夏季より色は青く、波はやや高い。

( あき ) ( みず )  三秋

秋水 ( しゅうすい )

「秋の水」はよく澄み、冷やかな感じがする。

水澄 ( みずす ) む 三秋

秋は殊に水が清く澄む。

秋出水 ( あきでみず )  初秋~

洪水 ( こうずい )  水見舞

台風などにより、出水が増すこと。稀には堤が決壊し水浸しになることもある。

出水の季語は三つ。春の融雪期、夏の梅雨期、秋の台風期である。

花野 ( はなの )  三秋

秋草の花の咲き満ちた野のこと。 桔梗 ( ききょう ) ・萩・野菊・ 女郎花 ( おみなえし ) ・水引・芒・・・高原、裏山などでよく目にする。

初潮 ( はつしお )  仲秋

葉月潮 ( はづきしお )   ( もち ) ( しお )

陰暦八月十五日の「大潮」のこと。岸壁の石階も海水で浸される、潮の 満干 ( みちひ ) は太陽と月の引力の作用でおこる。

( あき ) ( しお )  三秋

秋の海潮である。春潮と共に干満の差が激しい。深い場所では底砂が見える。

生活

( あき ) ( )  三秋

秋灯 ( しゅちょう )   秋灯 ( しゅとう )

秋の灯は静か、春は明るい感じがある。灯火親しむといった秋の夜のともしびを思う。

夜学 ( やがく )  三秋

秋の夜長と共に、季節もよく自然と机に向い、本も読みたくなる。理解力も増す。灯火親しむに浸る。

夜業 ( やぎょう )  三秋

上場などで、夜遅くまで仕事をする。残業。

夜なべ 仲秋~

夜業 ( やぎょう )   夜仕事 ( よるしごと )

父は 筵編 ( むしろあみ ) 。母は 裁縫 ( さいほう ) を。秋は日が短く、夜の仕事が多くなる。昔農家では月夜の日など月のあかりで夜なべにはげむ。

俵編 ( たわらあみ )  仲秋~

そろそろ収穫の準備。 新籾 ( しんもみ ) ・新米・芋などを入れる俵を編む。藁打ちをし、細縄をあみ、月のあかりを利用し、俵を編む。

夜食 ( やしょく )  三秋

秋の夜長、夜なべなどをし、夜に軽く食事をとること。

西鶴忌 ( さいかくき )  仲秋

井原西鶴の忌八月十日、大阪の人、俳諧人。

二万三千句を作り、小説家『好色一代男』、『好色五人女』、『男色大観』、近江、芭蕉と共に元禄時代の傑人の一人。五十二才で没。

虫売 ( むしうり )  三秋

虫籠 ( むしかご )   ( むし ) ( こえ )   ( むし ) ( )   虫鳴 ( むしな )

秋には縁日がたつ。松虫、鈴虫、キリギリスなど。虫売には薄暗い 行灯 ( あんどん ) が良く似合う。

秋彼岸 ( あきひがん )  仲秋

後の彼岸

九月二一日・二日に彼岸入り、二七日・八日に彼岸が明ける。

月見 ( つきみ )  仲秋

観月  月祭 ( つきまつり )  月の ( えん )  月を待つ 月の ( とも )  月の客 月の ( あるじ )  月見 ( さけ )  月の 団子 ( だんご )  月見 ( ぶね )  月見 茶屋 ( ちゃや )  月見 茣蓙 ( ござ )   ( かた ) 月見

「月見」は中秋の名月(陰暦八月十五日・芋名月)と、十三夜(陰暦九月十三日・豆名月・栗名月)の両方をいう場合が多い。一方だけを見るのを「片見月」といい、忌み嫌う。月見には芒(稲穂に見立)月見団子、季節の収穫物を供える。十五夜では月の神様に豊作を願い、十三夜では収穫を神に感謝する。

「月々に 月見る月は 多けれど 月見る月はこの月の月」 詠人知らずは有名。

( あき ) 蚊帳 ( かや )  初秋

蚊帳の名残 蚊帳の別れ 別れ蚊帳

一九六〇年(昭和三十五年)頃までは蚊帳の中で寝たもの、秋になっても蚊帳を吊ることが多い。蚊帳の別れも間近。

扇置 ( おおぎお ) く 初秋

団扇 ( うちわ ) 置く  秋扇 ( あきおおぎ )   秋団扇 ( あきうちわ )   捨扇 ( すておおぎ )   ( わす ) ( おおぎ )   団扇仕舞 ( うちわしま )

暑い時には扇は必要。涼しくなると自然と座に置き忘れ、手にとることも忘れるもの。「団扇」も又同じ。

秋袷 ( あきあわせ )  仲秋

( あき ) ( あわせ )   ( のち ) ( あわせ )

暑さから寒さに向う時候、秋著る袷。

鹿 ( しか ) 角切 ( つのき ) り 仲秋

角切 ( つのきり )   鹿寄 ( しかよ ) せ 鹿 ( )

秋の彼岸頃、奈良春日神社の行事で角切を行う。交尾期気が荒くなる前に、雄同士の格闘を防ぐ。

牡丹 ( ぼたん ) 根分 ( ねわけ )  仲秋

牡丹の接木

牡丹の根分は昔から秋の彼岸前後が良いとされている。牡丹の接木の時期と同じ。

菜種蒔 ( なたねま ) く 仲秋

九月~十月に菜種の種蒔きをする。

根釣 ( ねづり )  三秋

秋になると、魚は岩や岸近くに寄って来る。舟や網でなく、岩頭に立って釣る。岸釣、いそ釣り。

竹伐 ( たけき ) る 三秋

竹を伐るのは陰暦八月で、竹の葉は緑深く、幹も伸び、この時期に伐って用だてる。

動物

轡虫 ( くつわむし )  三秋

聒聒児 ( かつかつじ )  がちゃがちゃ

大きさも形状もキリギリスに似ている。色は緑色と褐色で体は大きく鳴き声も大きい。鳴声は馬の「轡の音」を連想。

馬追 ( うまおい )  三秋

すいっちょ ついと

形はキリギリスに似ている。長い触覚があり、色は美しい緑色。夕暮から宵にかけて、「スイッチョ」と瑞々しい声で鳴く。

蟋蟀 ( こおろぎ )  三秋

( こおろぎ )  ちろり虫 閻魔蟋蟀 ころころ

夜を主に鳴く。秋の夜長と虫の音は心を満たしてくれる。昔から「キリギリス」と混同された。

鈴虫 ( すずむし )  三秋

鈴を振るようだとして「鈴虫」の名がある。色も形も西瓜の種に似ている虫でリーン、リーンの鳴き声は九月中旬頃が最も盛ん。

松虫 ( まつむし )  三秋

金琵琶 ( かねびわ )  ちんちろ 青松虫

鳴き声は「チンチロリン」を繰り返す。林の中の草むらで、夜に限り鳴く。

蟷螂 ( かまきり )  三秋

鎌切 ( かまきり )  いぼむし  斧虫 ( おのむし )

頭は三角形、大きな複眼を備え、胴は細長く、腹は太い。鋭い鎌を備え、昆虫を捕まえ大きな口で貪食。交尾後、雌が雄を食べる。

( いなご )  三秋

( いなご )   稲子 ( いなご )

稲の害虫。昔は学校行事秋には蝗捕りがあった。「炒り煮」、「甘辛煮」、「塩茹」でして食べた。今日では口にすること少ない。

燕帰 ( つばめかえ ) る 仲秋

去る ( つばめ )  巣を去る ( つばめ )   秋燕 ( あきつばめ )

燕は春に来て、秋に去る。いつの間にか姿が見えず、巣をのぞくとものけのから。

植物

( あき ) 七草 ( ななくさ )  三秋

( はぎ ) ( はな )   尾花 ( おばな )   ( くず ) ( はな )   撫子 ( なでしこ ) ( はな )   女郎花 ( おみなえし )   藤袴 ( ふじばかま )   桔梗 ( ききょう )

を秋の七草。『万葉集』山上憶良の歌二首には桔梗はなく朝顔の花がある。

( すすき )  三秋

( すすき )   糸芒 ( いとすすき )   一本芒 ( いっぽんすすき )   穂芒 ( ほすすき )   芒原 ( すすきはら )   尾花散 ( おばなち )

野原の至る所に生える。穂を「尾花」という。秋風に咲きなびくところに風情がある。

( たけ ) ( はる )  仲秋

秋になると若竹が成長し、最も笹葉が「緑色」になるのは仲秋の頃。竹の春。

( くず )  三秋

まめ科の蔓性多年草。秋の七草の一つ。花は蝶形で紫紅色。古来より「根」は漢方。「葉」は家畜の飼料。「蔓」は布の繊維。「花」は二

日酔いの薬。「根」は吉野山に産する吉野葛は有名。 本葛 ( ほんくず )

コスモス 仲秋

メキシコ原産。葉は細く、茎はヒョロヒョロで長い。花は白色、淡紅、深紅など。「川原」でのみだれ咲きはみごと。 秋桜 ( コスモス )

行事食

衣被 ( きぬかつぎ )  三秋

里芋を洗って一夜干し皮を剥かずに蒸すか塩茹でする。指で皮を押すと皮が剥ける。仲秋名月(芋名月)には欠かせないもの。「衣被」は平安朝絵巻に 上臈 ( じょうろう ) が衣を深くかぶって通行している布を「かつぎ」という。ここから生れた名称。

芋茎 ( ずいき )  三秋

芋幹 ( いもがら )  ずいき汁

里芋の茎を「ズイキ」という。白芋茎(促成栽培)、青・赤があり何とも棄て難い味で、えぐみがある。茹でる時に、鷹の爪を用いる。干したものは水に浸して戻し茹がく。

※加藤清正公熊本築城畳の床に芋茎を用いた 挿話 ( そうわ ) が残っている。芋茎は肥後の名物。

鰯引 ( いわしひき )  三秋

鰯網 ( いわしあみ )

鰯は大衆魚。九十久里浜の地曳網は有名である。獲れ過ぎて肥料にも廻す。「鰯」は非常に弱い魚であるために魚扁に弱と書く。日本近海の鰯は三種類、「真鰯」、「片口鰯」(田作り)、「潤目鰯」(丸干し)。

鯊釣 ( はぜつり )  三秋

鯊舟 ( はぜふね )

鯊と言えば「真鯊」を指す。秋の彼岸の頃で釣場は河口近くで、朝と夕方上げ潮の時によく釣れる。

焼米 ( やきごめ )  仲秋

新米、 ( もみ ) のついたまま炒ると花米が出来る。籾をとり去り食用とする。大変に佳い味。焼米の歴史は古く『日本書紀』にも記されている。焼米に砂糖密をかけて子供のおやつは ( いにし ) えの話。焼米を食する人は稀である。

氷頭膾 ( ひずなます )  仲秋

鮭の頭部で作った「なます」で、頭部の軟らかいところを薄く切り塩を当て、酢でしめる。大根卸しを混ぜて食す。塩鮭の頭部でも作る。

※鮭は遡上したのは不味で、料理に向かない。産卵し子孫を残すのみである。 遡上 ( そじょう ) 前を漁獲し食用とする。

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