時候 秋冬大根 初冬(十一月)~初春(二月)
◦春大根 晩春(四月)~仲夏(六月)
◦夏大根 晩夏(七月)~仲秋(九月)
アブラナ科かダイコン属の一・二年草。原産は地中海沿岸・華西高原との説。日本での栽培は古く『日本書紀』(720年)に記録。江戸時代中期には周年供給が始まる。日本大根は葉が切れ込み、肥大した根は球形・円錐形・円筒形で外皮は白。肉質は白で多汁。在来品種には「桜島」・「聖護院の丸大根」・「練馬」・「三浦の長根種」・細く長い「守口大根」。「辛味大根」まで種類が多い。近年は味が甘く、辛みのない多汁の宮重をベースにした「青首大根耐病総太り」が今日の主力。旬は〝秋冬大根〟の11月〜2月。〝春大根〟4月〜6月。〝夏大根〟の7月〜9月。産地は千葉・神奈川・北海道。
料理 卸し、なます、煮物、汁(千六本)、風呂吹き、おでん、干し大根、漬物。
なますで、一句。
一 膳そろう 祝うこの年 なます哉
大根 主な種類
練馬 大根
東京練馬区の特産品。収穫は12月上旬。
練馬区の特産品。江戸時代初期の文献に登場。「練馬大根」は沢庵漬けに最適。白首大根で首と尾は細く中央部は太く辛みが強い。沢庵漬けは干し加減、糠と塩加減、重石加減で決まる。本来沢庵漬けは塩2.5〜3合が基本。
三浦 大根
三浦半島の特産品。旬は12月〜2月。
白首大根で、首が細く尻に向かって太くなる「中ぶくれ」。収穫はひと苦労。肉質は 緻密 で柔らかく、なます・煮物に向く。青首大根登場で生産量が減少。収穫は12月〜2月。
方領 大根
尾張大根の代表品種。旬は12月〜2月。
江戸時代から栽培。(現)愛知県あま市方領の産で地名が名称。根は白く形状は水牛の角のように湾曲。肉質は柔らかく多汁。甘みに富み煮物に向く。青首大根の登場で減少。
聖護院 大根
京の伝統野菜に指定。旬は12月〜2月。
江戸時代後期、左京区聖護院の東側に尾張の大根を植え、長年栽培の内に丸くなった、と伝わる。肉質は甘みがあり辛みがない。田楽・煮物・風呂吹き・漬物に向く。収穫は11月末〜2月。
亀戸 大根
短根系大根。旬は2月〜4月。
江戸時代後期から昭和時代初期までは盛んに作付け。東京江東区亀戸香取神社周辺で栽培。根は30㎝、根先はくさび状に尖っている。亀戸大根の名は大正時代初期。葉も根も浅漬け。収穫は2月〜4月。
源 助 大根
加賀野菜。旬は11月〜2月。
石川県特産。1932年(昭和7年)井上源助氏が宮重系統の 早生 種を育成。10年の幾月で円筒形の源助大根を作り上げる。肉質柔らか、肌がきれい、煮物用の代表格。青首大根の登場で減少。収穫は11月〜3月。
守口 大根
飛騨美濃伝統野菜認定。収穫 12月。
原産地は大阪府守口市。1945年の戦後に愛知・岐阜で栽培。径2〜3㎝、長さ1.2〜1.5mになる細くて長い大根。辛みが強く生食・煮物に不向き。粕漬け(守口漬け)
辛味大根
そばの薬味
春蒔き 収穫 6月
秋蒔き 収穫 11月~12月
辛味大根には大別すると2種類。群馬県産の辛味大根は円筒形で肌は白色。蕪の形をした長野県下條村特産は親田辛味大根。肌色は紅色と白色。
※他にサラダ用のラディシュやレディーサラダがある。
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